勝敗グラフ中日ドラゴンズ年俸ランキング
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October 2010/10/01→10/31
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10/01fri. 広島vs阪神22回戦/マツダスタジアム18:00開始/19,303人/2時間42分

阪神破れ、我が軍の優勝が決定。

阪神 000000000 秋山/筒井/福原/杉山 - 城島
広島 10040000X ソリアーノ - 石原
○ソリアーノ1勝3敗0S/●秋山4勝2敗0S
[広島]梵1回13号ソロ
[右]マートン/[二]平野/[遊]鳥谷/[三]新井/[一]ブラゼル/[左]金本/[捕]城島/[中]藤川/[投]秋山
[遊]梵/[二]木村/[中]天谷/[一]栗原/[左]嶋/[右]廣瀬/[三]小窪/[捕]石原/[投]ソリアーノ

中日ドラゴンズは9月30日に優勝マジック「1」が点灯し、その後試合がなかったが、阪神がこの日広島に敗れたため4年ぶり8度目の優勝が決まった。落合博満監督(56)は2004年、2006年に続き3回目のリーグ制覇。ナゴヤドームで会見した落合監督は「明日から次のステップに向かって準備万端整えて臨みたい。とりあえず今日はゆっくり休みたい」と語った。今後、2位対3位によるクライマックスシリーズファーストステージが16日に開幕。その勝者と中日ドラゴンズが戦うファイナルステージは20日に開幕する。

本拠で圧倒的な強さ…中日が4年ぶりの頂点!

プロ野球セ・リーグは1日、中日の4年ぶり8度目の優勝が決まった。優勝へのマジックナンバーを「1」としていた中日はこの日試合がなかったが、阪神が広島に敗れたため、優勝が決定した。中日が2日の最終戦に負け、阪神が残り5試合に全勝した場合には79勝62敗3分けで並ぶが、中日が阪神との直接対決で13勝9敗2分けと勝ち越しているため、リーグ規定で中日の優勝となる。

今季の中日はなかなか波に乗れず、一時は首位に8ゲーム差をつけられた。だが、投手力を中心にした守りの野球で9月10日に首位に立ち、そのままゴール。巨人、阪神との激しい優勝争いを制した。本拠地ナゴヤドームでは51勝16敗1分けと圧倒的な強さだった。落合博満監督(56)は就任1年目の2004年、2006年に続く3度目の栄冠。中日は2007年に日本一に輝いたが、このときはリーグ2位からクライマックスシリーズを勝ち上がって頂点に立った。

3年ぶりの日本一を目指す中日は、10月20日にナゴヤドームで開幕するCSファイナルステージ(6試合制)で、ファーストステージ勝者と日本シリーズ進出を懸けて戦う。

▼中日・白井文吾オーナーの話 落合監督が前半戦を終わっての報告の際に「やきもきしないで見ていてください」と言ったので、いずれ浮上するだろうと信じていた。巨人、阪神の2強に勝ち越したことがペナントレースをものにする最大の原動力になったと思う。

▼加藤良三コミッショナーの話 ベテランと若手を適材適所に配した落合監督の手腕による見事な逆転優勝。地の利を生かし、ナゴヤドームで7割5分を超える脅威の勝率はまさに、選手とファンが一体となって勝ち取った結果だと思う。

落合監督「7年間の結果が出た」

妻の信子さんも見守った会見、落合監督は手塩にかけたチームで逆転優勝した達成感に浸った。

―4年ぶりの栄冠:「相手の結果待ちで、どうすることもできなかった。残り試合が少なく、勝ち続けないといけなかった。阪神、巨人との負け数をどう縮めていくか、どうプレッシャーをかけていくかを考えていた。ある程度、思惑通りに事は進んだ」

―胴上げは:「あした、ナゴヤドームに詰め掛けてくれるファンの前で、勝ち負けに関係なくする」

―終盤底力を見せた:「積み上げてきた練習量の差。ことしは暑い夏で、よそはへばってくるが(中日は)鍛え上げている。7年間チームづくりをした、その結果が9月にうまく出た。このスタイルはこれからも続けていかないと」

―本拠地で強かった:「強いて言えばうちに勝ち運があった。みんなが何年間も積み上げてきたご褒美なのかな」

―ポストシーズンへ:「まだ考えていない。考えるようなメンバーはそろっていない。どういうメンバーでプランを練り上げるのか、これからじっくり考える」

監督&選手談話集

◉落合信子さん「最高ですね。選手もよく頑張ってくれたと思う。ホップ、ステップ、ジャンプで上を目指してほしい」

◉谷繁「(投手陣が)どんどん場数をふんで育ってきてくれた。今年だけじゃなく、積み重ねでこういう成績を残すことができた。まだ先があるが、体がぼろぼろになるまでやりたい」

◉小田「誰もが待ち望んでいた瞬間。先のことはまだ考えられない。今はこの余韻に浸りたい

◉荒木「前半から調子が出なかった。1週間に1回は監督に怒られていたので、なんとか見返してやろうと思い頑張った。今年から遊撃手になったので、いつも以上に準備して臨んだ

◉堂上直倫「すごくうれしい。無理してでも使ってもらったので、その結果として優勝できて本当によかった。あと3週間、必死に練習するだけ

◉ブランコ「ハッピー。支えてくれたスタッフやファンと一緒に喜びたい

◉山本昌「(1軍で働いたのが)1カ月半だからなあ。もうちょっと長くやりたかったけど、ことしはけがだからしょうがない。でも、ちょっとくらいは貢献できたかなと思う

◉吉見「今年はずっとうまくいかなくて苦しかった。その分、粘り強くいこうと思った。巨人戦5勝という目標は達成できて良かった

◉チェン「前半はあまり良くなかったが、後半は谷繁さんのアドバイスで自分の球を信じて投げることができた

◉山井「出だしは良くなかったが、何とか自分の持っているものが出せた。これからが大事

◉聡文「ことしは変化球も多く使えて、自分の中でも成長できたシーズンだった

他チーム監督コメント

◉巨人・原監督 投手力を前面に出した中日の戦いぶりは、ナゴヤドームでは特に安定感があり、長丁場を戦う力は巨人を上回っていた。目標の4連覇を成し遂げられなかった悔しさを胸に、チーム一丸となってクライマックスシリーズに臨みたい。

◉阪神・真弓監督 打てなかった。短期決戦のような場面で、もう一つ勝ち切れなかったことが多かった。その反省を今後に生かしたい。中日は、やはり先発投手がよかった。目標を切り替えるのではなく、まだまだ一つ一つ勝っていきたい。

◉ヤクルト・小川監督代行 12球団ナンバーワンの投手力が素晴らしかった。特に終盤での勝負強い戦いはセ・リーグを制した要因。1年間通して力の差を感じた。一度も優勝争いに加われなかったことは残念。

◉広島・野村監督 チーム打率は(広島と)それほど変わらないが、中軸の本塁打や1イニングの集中打などで差があった。走塁もすきがなかった。何と言っても、3点台前半のチーム防御率はすごい。中日とウチとでは後ろ(中継ぎ、抑え)の投手の差がハッキリと出ていた。 ウチは6回以降の投手に選択肢がなかった。何が原因かをしっかりと分析しないといけない。

◉横浜・尾花監督 中日は投手を含めた守りが、ほかのチームよりも抜け出ていた。うちも来年はチームを整備して、しっかりと戦い抜きたい。意識改革ができなかった。それに尽きる。投手が打たれてリードされ、何もできない状態が続いた。全員が守備、走塁、打撃、すべてのレベルを上げていかないと。

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144//10/02sat. vsヤクルト24回戦/ナゴヤドーム18:00開始/ ◆38,328人/2時間59分

乳酸 000001200 村中/押本/松岡/林昌勇 - 相川
中日 100000001 吉見/チェン/山井/中田賢/河原/高橋/浅尾 - 谷繁/小田
○村中11勝9敗0S/●河原0勝1敗0S/S林昌勇1勝2敗34S
[中日]森野9回22号ソロ
[中]青木/[二]田中/[左]畠山/[一]デントナ/[右]飯原/[捕]相川/[三]宮本/[遊]川端/[投]村中
[遊]荒木/[中]藤井/[左]和田/[一]森野/[二]井端/[右]平田/[三]堂上/[捕]谷繁/[投]吉見

ヤクルトは1点を追う6回表、畠山のタイムリーで同点とすると、続く7回に代打・ホワイトセルの2点適時二塁打で勝ち越しに成功した。投げては、先発・村中が6回1失点の好投で今季11勝目。一方の中日は9回に森野のソロで1点差に詰め寄るも、あと一歩及ばなかった。

今季のヤクルトは、中日が唯一負け越した相手。ナゴヤドームでも村中恭平は3勝負けなし。館山昌平も1勝1敗ながら、神宮戦を含めれば3勝1敗、防御率2・48と勝ち越している。

「ふたりに共通しているのは、細かいコントロールはないが、低めへの制球力はある。なおかつ、村中にはフォーク、館山にはスライダーにシュート系のボールと、得意球がある。つまりアバウトで、かつ低めに集められ、得意球がある。そこに中日打線が打ちあぐむ理由がある」(某セ・リーグスコアラー)

だが中日がヤクルトを苦にしている最大の理由は、リリーフ陣なのだという指摘がある。中日関係者が明かす。「今季、中日はヤクルトのリリーフ陣をまったくといっていいほど打てなかった。それが唯一、負け越した理由と言っていいのではないか。とにかくリリーフ陣を打ち崩して試合をひっくり返したという記憶がないほどですからね」

2010年ヤクルトリリーフ陣:対中日戦成績
松岡健一12試合12回2/3被安打5奪三振9防御率0.00
押本健彦10試合12回0/3被安打11奪三振14防御率0.75
増渕竜義9試合7回1/3被安打3奪三振3防御率2.45
松井光介5試合6回2/3被安打3奪三振2防御率2.70
林昌勇11試合 11回 被安打6奪三振12防御率2.45

このリリーフ陣に共通するポイントは何か。前出のスコアラーは言う。「皆、それなりにストレートに球威があり、かつフォークを主武器とした投手ということです。林昌勇も横手ながら、フォークを投げる。また、彼らのフォークの使い方も多彩です。必ずしもウイニングショットにしているだけでなく、初球からでも使ったり、カウントを稼ぐためにも使ったりする。それがヤクルトリリーフ陣が用いるフォークの傾向なんです」

またこんな指摘も。「中日打線の最大の特徴は、早打ちであるということ。しかしヤクルト以外の他チームは、早打ちを意識するあまりに、慎重なリードで外角から入ったり、スライダーなどの変化球を使ってボールから入ったりする。でも、それでカウントを不利にして、打たれている」。対照的にヤクルトの投手陣、とくにリリーフ陣は決め球、得意球であるフォークを積極的に使う。前述のように初球から使ったり、ボール先行の場面でも平気でフォークを使い、ファウルなど打たせてカウントを稼ぎもする。

「フォークは打者の目線を外す、いわば“かわす球種”のような印象があるけれど、ヤクルトでは違う。積極的、攻めの球種としてフォークを使っている。それが早打ちの中日打線に見事にはまったんです」(前出・中日関係者)

そうした成功の背景には、当然、相川亮二のリードがある。ヤクルトの関係者が言う。「相川は横浜時代に、お世辞にも好投手とは言えない若い投手陣を苦労してリードしてきた。その中から、いかに持ち球を生かすかという点を考え抜き、攻めのリードを身につけた。それが今、ヤクルトで生きているんですよ」

とすればCSでの巨人も、阿部慎之助のリードが勝敗の分かれ目となる。ただし、とヤクルトの関係者は苦笑する。「阿部に果たして、相川のような攻めのリードが出来るか。とくにリリーフ陣でストレートが早く、かつフォーク系のボールもいい投手というのは越智と山口くらいのものだからね」