Tadahito Iguchi in Chicago White Sox vs Toronto Blue Jays
井口資仁
2006/04/15:九回一死一塁、捕球後つんのめってそのまま空中スロー



井口スーパープレーに全米興奮 [White Sox 4-2 Blue Jays]

ホワイトソックスの井口資仁内野手が15日、シカゴでのブルージェイズ戦に「2番・二塁」で出場。九回一死一塁の守備でイレギュラーバウンドを転倒しながら捕球、空中に体が浮いたまま一塁へ送球し、打者モリーナをアウトにした。井口はスポーツ専門局ESPNでも「この日の守備No.1」に挙げられるビッグプレーでチームに勝利を呼んだ。得点は4-2だった。

試合後のクラブハウスは井口の好守の話で持ちきりだった。球団専属アナウンサーのケン・ハミルトン氏(64)は「これまで見たことがない」と井口とハイタッチ。二勝目をプレゼントされたバーリーが「今季のプレー・オブ・ザ・イヤーだ」と話せば、ギーエン監督も「スタンディング・オベーションに値する」と称えた。

ビッグプレーが生まれたのは九回一死一塁だった。モリーナの打球はワンバウンドで投手ジェンクスの頭を越えた。2バウンド目に予想以上に右に切れた打球を井口は転倒しながら捕球。両足が浮いた無理な体勢から、ロッテ・渡辺俊も真っ青の地上5センチからの一塁送球でアウトに仕留めた。「走者は関係なかったですね。捕るので精いっぱいでした。でもタイミング的にはいけたので流れで投げました」と本人は至って冷静だったが、出塁を許せば一打同点のピンチだった。この日二本塁打した一塁手のコナーコも「あの体勢から正確な送球が来るとは…。きょうの勝利はイグチだ」と話した。

「ESPN」は「好守ベスト5」の項目で1位に挙げ「体のしなやかさ、送球の正確さが素晴らしい」と何度も繰り返し映像を流した。大リーグ公式サイトもトップページで「Tremendous Play」と紹介。16日付の地元紙シカゴ・トリビューンも「ベストプレー賞は井口に1票」の見出しで大々的に報じた。

[ 2006年04月17日付 Sponichi Annex ]


▼これがスタンディングオベーションに値するトレメンダスなプレーだったというのは同感だが、だからと言って「空中でダイビングキャッチして落ちる前に空中で右手に持ち代えてそのまま空中スロー」みたいに言うのはやめて欲しい。そんなことはあり得ない。このSponichiの記事は割と正確だと思うが、それでも実はこの記事中の写真(ここに載せた2枚の、上の方)のキャプションには「モリーナの打球を転倒しながら空中でキャッチするWソックス・井口 Photo By AP」なんて書いてある。そりゃあないよ。むしろ「捕球後足がもつれて転びながら投げる井口」の方が事実に近い。動画を見ればわかる。「つんのめりながら捕って、踏ん張りきれないと判断してダイビングスローを選択、それでほんとにアウトにした奇跡のスロー」である。